きままにひく引鉄

理系学生のぐだぐだアウトプット練習場 下手の横好きでもいい できることを増やしたい

哲学の入り口になるか「ここは今から倫理です。」感想

私は授業で倫理を学んでこなかった人間である。

正確に言えば技術者倫理の講義は受けた。それはあくまでも物を作り探求するために守るべき規則や心構えを習うものであり人の気持ちなどと言う、ともすると曖昧になりがちで目に見えないことを学ぶ場では無かった。

 

雨瀬シオリ著「ここは今から倫理です。」

グランドジャンプコミックスで既刊は2巻。

 

1話完結で繰り広げられる生徒と先生の対話。生徒の悩みは現代的でもあり、普遍的でもある。思春期の生徒たちは一見して理解を得難い行動の殻の中に本心を秘めている。

倫理教師である高柳はほぼ無表情で、時には氷のような表情で淡々と歴史に刻まれた哲学者の言葉を述べていく。

 

私が高校生だとして、倫理の授業があったら、眠らずに受けていられるか正直分からない。けれど、高柳のような先生がいたら、ひっそりと話をしには行っていたかもしれない。

 

また新しく学びたいことが増えたな、と感じた。私は人としてどれだけ学べるだろうか。

現在興味のあることをズラズラと並べていくだけ

競技射撃

ワートリにハマりシューティングバーにハマりスナイパーライフルを撃つ快感に目覚めたので、競技射撃をしてみたくて堪らない。サバゲーにはあまり興味無くて、ただ延々と的を撃ち続ける己との闘いをしてみたいのだ。

 

刺繍

あみぐるみ作りにハマったのだが、あみぐるみには限界があることも薄々感じていて、細かな表現をするためには刺繍が不可欠だからと一通り道具を揃えてみたらまあ楽しいこと。

 

編み物

2年ほど前から始めたのはかぎ針編みなので、棒針編みにも挑戦したい。自分好みのニットセーター編んだりしたいけど多分コスパは合わない。

 

着物

 

茶道

 

シルクスクリーン

 

デザイン

 

プログラミング

 

挙げればキリがない。

これほど多くのことに興味を持って齧りたくなるのは、軸足を乗せている化学系大学院生というカテゴリーから逃げ出したい気持ちがあるのかもしれない。

別に、今いる領域が嫌いという訳ではない。ただ、日々自分の能力不足を痛感はしている。そして私は締め切りギリギリ人間なのである。常にチマチマと追われている締め切りから逃げ出したくて、軸足を残したまま楽しそうな事に手を伸ばそうとしている。そんなことをしても締め切りが巨大化して襲いかかってくるだけで、気力も体力も削られるだけなのに。

とりあえず現在の就職活動を終えてから、研究と趣味の軸足の置き方を考え直したいと思う。

 

BURUTUS特集と私の禅

合本読書特集のBURUTUSを購入してからちょくちょく隔週刊の方のBURUTUSもチェックするようになりました。

気になるタイトルがあれば少し立ち読みしたり。

中でも「みんなのZEN」特集はドツボだったので思わず購入。

 

禅について少し思うところが、というより伝統文化である茶道と禅の関連について知りたいと思っていて。

でも意外と扱っている本が無くて、気軽に読める雑誌形態で特集されていたらもう買いです。完全に買い。

岡倉天心の「茶の本」は所持しているのだけど積み中。ゆとりが出来たら挑戦したい。

 

BURUTUSは男性誌というカテゴリーなのでたまーにメンズファッション特集してたりするけれど、それ以外の特集を見るのが本当に楽しい。女性誌の棚より男性誌見ることが増えた。まだ買ったことないけどpenとかも。心くすぐられるカルチャー誌が大体男性向けであることは何を意味するのだろうか?

君の詩と五輪真弓の少女

ラジオを聴いていたら五輪真弓の「少女」が流れた。

五輪真弓の名前は十数年前から知っている。車の中で聴いていたのだ。小学校低学年の私は歌詞の意味も曖昧なままメロディを気に入っていた。

母が70〜80年代のヒットソングを集めた「君の詩」という4枚組のコンピレーションアルバムを延々と流していたため、幼少の私に着実に70年代サウンドが蓄積されていたようだ。

 

それから時は過ぎ、その場その場の流行曲や有象無象の曲を浴びたため歌詞の意味もメロディもハッキリ分かる年齢になった今、聴き直したら、とんでもなくかっこよかった。

やっぱり「少女」のメロディラインすごくない!?1972年の曲ですよ!?これ現在2010年代にも耐えうるメロディだよ多分。70年代サウンドが沁みてる私の判断基準はズレてる可能性が高いが。低めのメロディスゴい!!

気になって色々調べてみたらこの「少女」、五輪真弓さんのデビューシングルのようだ。当時にはちょっと早過ぎたらしくあまり売れなくて、歌謡曲路線に変更せざるを得ずに、活動を続けた結果「恋人よ」(1980)が大ヒット、らしい。

もし当時「少女」がヒットして、ずっとこの路線で作曲を続けていたら?と思わずにはいられない。きっと私の中でジャンル「ユーミン」に並んでジャンル「五輪真弓」が独立して出来ていたかもしれない。

服を買う 着る

気に入った服を買えた

 

白のトップス

前はシンプルでTシャツ生地

シースルーの胸ポケットがついていてそこだけ金色の星のラメ

後ろは全部シースルー 星のラメがキラキラと 星といっても5つの頂点だけじゃなく4つだったり点だったり それが良い

腰より少し長い丈

腕をあげると全体がまるで四角形

暑くなると予報で言われた今日 この服を着ている 中には黒のタンクトップ

気分がいい 背中にキラキラを背負っている 見えないけれどキラキラしているということを認識しているだけで元気が出る

 

 

私は一時期全く服を買うことが出来なくなった この前の秋から冬の間はインナーや靴下も最低限の用途を果たすものしか買えなかった

自分が何を着たいのか 着たら良いのか 分からなくなってしまったのだ

欲しいという気持ちが消えたわけではなかったけれど

どんな服を着ても後ろ指を指されそうで服屋に入っても店員と顔を合わせられなくて一瞬で出てしまっていた

以前はそつなく買うことが出来ていたのに

着てみたいものが浮かんでもすぐに脳内で否定をし、ダメだダメだの大合唱

 

スカート 普段は実験の邪魔になるから着れないじゃん

明るい色 似合わないよ 白くらいなら許容範囲かもね

チェック柄  花柄 とんでもない

フリルが少しでもついてる 無理

甘めのブラウス 柄にもないね

などなど 一体どうしろとといいたくなる脳内

 

冬が終わりに近づいた頃半年ぶりに美容院に行き髪を染めしっかり化粧をした日

3月でこれから暖かくなるというのに真っ黒で厚手の生地で2000円に値下げされた装飾もプリーツも一切ない魔女のようなワンピースを買うことで否定大合唱をくりかえす脳はおとなしくなった

要するに自信がなかったのだった

自分から見て今日は普段より良く見えるかもと思える状態になることでやっと呪縛を取り払えたのだ

 

呪縛が解けた今も忙しくてなかなか服屋に行けない

研究室と家とバイト先のローテーションを繰り返していると良いと思える服を買っても意味が無かったりする

 

金曜日の夜実験を終えた後友人と会うことになり電車で移動するにも待ち時間があったため大きな駅でファッションビルに入って時間を潰すことにした

数年行ってなかった好きな服屋に行った そして気に入った服をためらいなく買うことが出来た 店員さんとお喋りしながら 一緒に悩みながら 今日着ている白のトップスともう一枚黒のカットソーを

 

 

あの頃に比べたら結構元気じゃん自分

よかったね

 

落ち着いてきた

大学院生になりおよそ一月、少しは落ち着いてきたと思う。

 

1年間、新しく与えられたテーマに関する研究をしていない差は大きいし、同期や先輩が通過した学部4年での雑用を負わないでいる罪悪感はある。

それでも皆良い人たちなのでなんとかやっていけそうである。同期は6人いるがクセのない人ばかりで接しやすい。

 

あとは自分の能力をどこまで上げることが出来るかだ。新しい研究室は報告書や報告会がとても多い。正直苦手な部分なのだが克服のチャンスだ。

それに就活も待ってる。

就職活動について今から考えるのは正直しんどい。まだ入学したばかりじゃないか。それでも2年の月日はきっとあっという間なのでやるしかないのだ。

自己分析したくないなぁ。マイナスに落ち込みそう…。

 

父のレコードと音楽

父は若い頃レコードを集める人だった。

ブルースが好きらしく私が聞いてもピンとこないようなアーティスト達のレコードを段ボールに2,3箱は持っていた。私が知らないだけで若い頃にはもっとあったのかもしれない。

レコードの種類も実に様々。

邦楽も洋楽もごった煮の段ボールの中で、幼いころの私はちょっと変で面白いジャケットをひたすら探したりしていた。

 

父は私が小学二年生の時から中学卒業までの実に7年間も単身赴任をしていた。そして私が高専に入学し寮に入ると同時に単身赴任を終えて実家に戻っている。月に一度かそれより少ないくらいの頻度で帰省してはいたものの、私は貴重な幼少期から成人するまでのほとんどを父と過ごすことなく生きてきた。

だからこそ、父の好みを、内面を、昔を知りたくてよく分からないレコードを掘り出していた。

口数の多くない父は私が興味を持つことを喜んでくれていたらしい。

 

父は数年前にレコード音源をmp3に変換出来るプレイヤーを買い、少しずつデータを起こしている。

私は時々そのデータをもらい聴いている。

私が今もよく聴いているのが柳ジョージだ。「青い瞳のステラ 1962年 夏…」や「レッドホット ママ」、「WEEPING IN THE RAIN」などがお気に入り。

 

 

父は晩ご飯を食べ晩酌を済ませるとイヤホンを耳にはめて静かに音楽を聴いている。

無料でラジオを聴けるアプリを教えたら喜んでいた。

最近私が借りたブルーハーツのシングルベストを聴いていると興味を示してきた。ロックも守備範囲だったようだ。

 

自分が聴く音楽の好みと一致する人はなかなかいない。紹介してもされても、のめり込むほど聴くようにはならないことが多いと思う。それでも私は父を知りたくて曲を聴き始めた。父も少し私の聴く音楽に興味を持ってくれている。

ライブとかフェスとか、派手なイベントだけが音楽を共有する方法では無いのだと最近ようやく分かったのだ。