きままにひく引鉄

理系社会人 広く浅くの体現者

君の詩と五輪真弓の少女

ラジオを聴いていたら五輪真弓の「少女」が流れた。

五輪真弓の名前は十数年前から知っている。車の中で聴いていたのだ。小学校低学年の私は歌詞の意味も曖昧なままメロディを気に入っていた。

母が70〜80年代のヒットソングを集めた「君の詩」という4枚組のコンピレーションアルバムを延々と流していたため、幼少の私に着実に70年代サウンドが蓄積されていたようだ。

 

それから時は過ぎ、その場その場の流行曲や有象無象の曲を浴びたため歌詞の意味もメロディもハッキリ分かる年齢になった今、聴き直したら、とんでもなくかっこよかった。

やっぱり「少女」のメロディラインすごくない!?1972年の曲ですよ!?これ現在2010年代にも耐えうるメロディだよ多分。70年代サウンドが沁みてる私の判断基準はズレてる可能性が高いが。低めのメロディスゴい!!

気になって色々調べてみたらこの「少女」、五輪真弓さんのデビューシングルのようだ。当時にはちょっと早過ぎたらしくあまり売れなくて、歌謡曲路線に変更せざるを得ずに、活動を続けた結果「恋人よ」(1980)が大ヒット、らしい。

もし当時「少女」がヒットして、ずっとこの路線で作曲を続けていたら?と思わずにはいられない。きっと私の中でジャンル「ユーミン」に並んでジャンル「五輪真弓」が独立して出来ていたかもしれない。