きままにひく引鉄

理系社会人 広く浅くの体現者

いろんなことに手を付けていく星のもと

私は2月19日生まれである。

 

この日に生まれた人間はいろいろなことに興味を持ち、浅く広く手を付けていく性格だそうだ。

占いなんてしゃらくさいと一蹴したくなるのだが、これに関しては白旗を上げざるを得ない。

ある情報が突然気になり、ぐわっと調べ上げ、数日は対象にものすごい深度でのめりこみ、ある日突然フッと離れる。

特に気に入ったものは、一定の周期で興味が戻り再びのめりこんで突然さようなら。この周期は数年単位がざらだ。

そのサイクルを繰り返してこれまで生きてきた。

 

現在も仕事の最中に調べ物を始めると情報ツアーが始まり、目的の調べ物もそこそこにして関連情報をどんどん調べてしまう。

机には読みたい文献が積みあがっていく。

そして最初の方に得た情報は一瞬で記憶から消えていくのである。

 

何故自分は集中力がないのかと真剣に悩んだこともあり、有力な情報を求めてインターネットをさまよい、数日後にはさっぱり気にしなくなっていたことも何度もある。

 

PCもスマホも調べて気になったページのタブを消せずに何十というアイコンが並んでいる。

視界に入らなくなると脳内からもそれに関する思考が消え失せてしまうので

痕跡を消せないのだ。

ブックマークに入れてもそもそも覗かないので同様に記憶から消える。

そのため出来るだけ視界に入りやすい形で残しておきたくなる。

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記事を書いている現在のタブ。これくらいは常識の範囲内と思っていた。しょっちゅうブラウザが重くなる時点で正常ではないのだろう。

この大量タブ開きが全人類共通でないことを最近知り、深い衝撃を受けたものである。

 

ぐわっと調べた情報を忘れることが問題だから一元管理すればいいじゃんと思い

今年は数年単位で眠っているスマホブラウザのページを手帳に書き写すことを目標に立てている。

もはやタブを消すためだけに情報をまとめるようなものであるが。

情報の供養である。

それでも数年単位で残っているだけあるので、このタブたちは有益だと思った情報ばかりである。

一元化することは結構メリットになると思う。

仕事の調べ物にもきちんと適用したい。

 

立ちはだかる最大の困難は、一気にメモすることに飽きてしまう自分である。

書いている途中に他のことが気になってきて救いようがない。

書き写すページを開いているスマホに手を伸ばしたくなる衝動とのバトルである。

 

 

そんな結構困った体質だが実はそれほど嫌いではない。

(自己嫌悪することがないわけではない)

無限大の世界の広さを頻繁に感じることが出来るからだ。

膨大な知識の前に、一生はあまりにも短いという感覚を何度も味わっている。

 

 

2月19日生まれはいろんなことに手を広げたほうが上手くいくらしい。

だったらこのしょっちゅう飽和する脳内を愛おしく有効活用してやろうではないか。

ブログのタイトルも、うっすら感じていたこの自分の本質を知らず知らずのうちに反映したのだろうと思う。

今年は思考を脳内だけに留めずに、現実の様々なトリガーを引く一年にしよう。